ニューヨーク単独ライブ「そろそろ、」

私が足を運んだのは福岡公演。

お隣のドームはホークス戦で、会場周辺は黄色いユニフォームで埋め尽くされていた。昨年の単独は、NUMBER SHOTと被っていた。いつも何かしらのイベントと被っている。ドームへ向かう人たちを素通りし会場へ向かうのは何となく気持ちが良い。

 

おしゃれなOPと共にステージに登場したニューヨークは早々にドームでのホークス戦について言及。相変わらず野球に対する思い入れゼロなのがよく分かった。もう言い過ぎくらい色々言ってて笑った。

 

1本目 漫才「男」

ニューヨークって2人ともホモソからズルっとはみ出た部分があり、そこに強烈な魅力があると思っている。「男すぎる」で2人共感してネタ作っちゃう芸人がいるって嬉しい。

屋敷の「女」連呼芸ってなんかほんとに笑ってしまう。昔はド直球に使ってた言葉だとしても、今となってはツッコミに見せかけたボケに聴こえる。ジジイすぎる、男すぎるのボケ。私はそう捉えている。現在進行形でアンチコンプラ的に捉えてる人もいるっぽいし、実際本人たちがどう思ってるかは知らん。屋敷の口から出て来る「女」が1番面白いから、聞けなくなったら寂しい。偏った思想のエピソードを絶えず繰り出す嶋佐にツッコんでいくスタイルは、好きで何回も見てる軽犯罪の漫才を彷彿とさせてゾクゾクした。

 

2本目 コント「メンズアイドル」

嶋佐が扮する薄化粧パンツスーツ女性って何であんな魅力的なんだろう。こういう気高い女になりたい。憧れる。むちむちの下半身も素敵。ストーリーの所々に剥き出しの生々しさがあって、実体験かなと思った。それでも全てがリアルやあるあるではなく、「そんなわけない」が混在してるのがニューヨークぽくて好き。アイドル屋敷登場の時点で出オチなのに話が進むにつれて違和感を受け入れている不思議。

 

3本目 コント「ヤンキー親子」

見覚えのある髪型の子供がステージに飛び出して来て笑ってしまった。コントで笑いながらずっと地元のことを考えてた。何かと煙たい存在だった同級生のこと。平和な日常に時々現れる異分子。母親が元ヤン、ばあちゃんは小学校の入学式に豹柄のパンツをはいてきた。学校には来たりこなかったり、来たら来たで毎回反りが合わない男子と毎回喧嘩して教師を困らせる。小4に上がる頃に彼は転校した。東京の芸能事務所に所属するのだと。1年ほど経ち、親子共々バラエティ番組に出演していたらしいことを聞いた。モザイクつき。大人が討論する番組。子供が見ない時間で、子供が見るにふさわしい番組ではなかった。そのあとは何も音沙汰なく、平穏な学校生活が続いていたが、中2の夏頃に彼は帰ってきた。1学年1クラスの中学校、よりによって多感な中2。嫌だった。態度もデカければ体も大きくなった彼は何故か小学校の時とうって変わり中学では一目置かれる存在になった。彼が話しかけると何故かみんな少し嬉しそうな顔をした。女も男も、先輩も後輩も。教師にタメ口を使い、制服を着崩し、ウェカピポを口遊みながら授業中も頻繁に教室を出入りする姿に閉鎖的な世界を生きてる田舎の人間は憧れを抱いてしまったんだろうか。彼に影響されて教室もすっかり荒れた。誰にでも分け隔てなく接する優しいムードメーカーが彼の影響で不良になったのが1番悲しかった。まぁでも彼の親も元ヤンだったから既定路線だったかもしれないとは思う。

不良はずっと幸せ。ほんとそう。モザイク付きで下品なテレビ出てもイキったまま帰ってきてトップポジションにつく。

親子でリンクするラストとデカデカと映し出される書体に終始私は「しゃらくせぇ」と思って笑った。シビれた。鳥肌もたった。あっつい脳みそがスッキリしてすごくありがたかった。

 

4本目 漫才「あっちゃん」

最初から最後までずっと面白かった。スィンゴ……スィンゴが…。きっと誰が見ても笑う。親にも見せたいのでテレビでやってほしい。

 

幕間VTR

おじさんたちが頑張るVTR。2人がちゃんとおじさんで安心した。例のやつはそっとして爆発を待ちたい。でも、つい最近アプリで検索かけてみたら第2検索ワードにコンビ名載ってた。どうか若者たち気付かないで。

 

5本目 コント「神社」

めちゃくちゃだった。笑ったし面白かったけど、体感1時間あった。「何してるの?」の時間は長ければ長い方が嬉しいから良い。お笑いが好きすぎて芸人になったらしいトヨオカのキャラも良かった。高橋ちくわと交流はあるんだろうか。トヨオカのこの洋服どこかで……と引っかかっていて、アレだ!と思い出した。そこまでこだわって取り入れてくれるんだと思った。

 

6本目 漫才「テーマソング」

地面師スーツかっこよすぎる。2人とも似合ってた。1本目で「男すぎる」とか言っといて、こんな男の笑い声しか聞こえなさそうなネタするんだと思ってウケた。TOKYO TRIBEを見といて良かったと人生で初めて思った。嗅いだことないけどクスリの匂いがずっと漂ってるようなヤバい映画だった。

最後のラップ、普通に嶋佐は上手なのが余計に面白いし、それに対する屋敷のツッコミも気持ち良さ抜群だった。ニューヨークといえばこれよ!という嬉しいツッコミだった。

 

7本目 コント「しごできサラリーマン」

私の心は昨年からずっと高橋ちくわと竹林に持ってかれているのだが、今回のラストも余韻が残る終わり方で洒落ていてこれもまた良かった。嶋佐が田辺誠一に見えて仕方なかった。田辺誠一ってかっこいいのに最近冴えないおじさんの役が多い。嶋佐も田辺誠一みたいな役でドラマに出れる?ドラマに出てほしい。ジワジワと笑いが増幅していくニューヨークの会話劇が本当に好き。フリーター、社長、芸能人飲み会、どこかにある日常を切り取っていて、淡々とした会話の中に細かい笑いが散らばっているのが楽しい。相変わらず、その辺にいる人間をとっ捕まえて分解しては面白がる天才だなと思った。もしかすると、一平ちゃんもこんな感じで精神をバグらせた状態で毎日仕事をこなしていたのかな。

 

この中で沢山笑ったネタは「あっちゃん」「しごできサラリーマン」、好きなネタを挙げるとなると選べないから割愛。

各ネタそれぞれモデルがいるらしく、他の方の感想や本人たちの裏話などを元に答え合わせをしたが、自分が一致したのは6〜7割くらいだった。でもまあ知らんくてもしっかり笑えたからオッケーです。

グッズが可愛くて散財した。今回だとロンTが良い。秋口から着るの楽しみにしている。冬はニットのインナーとかでも着る。

 

 

オンサロのガチャが当たった。

単独チケットはFC先行で申し込んだが、クレカ決済エラーが原因だかで全部落選してこの世の終わりくらいに凹んだ。抽選結果見た後のGWがあんま楽しくなかった。その後、一般で無事にチケットがとれて、それだけで十分だったし安心してた。神様ありがとう。

2人との会話は大切に心の中に留めておきたい。といってもめっちゃ緊張しててあんま伝えたいこと伝えられなかったけど。2人とも本当に優しかった。

日に日に記憶が薄まるのが本当に嫌。脳内の映像出力できたらいいのに。

 

ニューヨークの単独も終わったということは、もう夏が終わるということ。

夏が終わるということはもう年末。良いお年をお迎えください。

 

今年も楽しい時間をありがとうございました。